Link-A 専務取締役インタビュー、後発の僕らがアフィリエイトASPを立ち上げた理由とこれまでの道のり、そして今後の展望

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先日、アフィリエイトASPの「Link-A(リンクエー)」さんからご連絡を頂きました。

正直なところ、僕自身の勉強不足もあるのですが、僕は「Link-A」というASPの存在をこの時はじめて知りました。

ただ、何度かメールのやり取りを重ねる中、ASPとしては独自の立ち位置を目指していることを感じたのと同時に、当サイトのテーマである「成り上がり」に近いものも感じ、「Link-A」というアフィリエイトASPに興味が出てきました。

そこで、「創業メンバーから直接お話を聞かせて頂きたいです」と無理なお願いをさせてもらったところ、「Link-A」を運営する「株式会社リンクエッジ」の専務取締役である安田敦さんがお時間を作って下さることになりました。

「Link-A」は代表取締役である川合幸治さんと専務取締役である安田敦さんが2人で2011年に立ち上げた、アフィリエイト業界では比較的新しいASPです。

インタビュー当日は、安田さんの気遣いのおかげで、非常に和やかな雰囲気で行うことができました。

「Link-A」を立ち上げた理由や経緯、創業時に苦労したこと、アフィリエイトASPを立ち上げてよかったこと、そしてこれからの展望など、様々なお話を伺わせて頂きました。

笑いが飛び交う場面も多々ありましたが、今回の記事ではそういった部分は最小限にして、お話した内容のみを簡潔に再現していきたいと思います。

Link-A(リンクエー)の登録はこちらのページからできます。


◆ タイガー:
本日はお忙しい中、お時間を作って頂き、ありがとうございます。

不慣れな面もあるかもしれませんが、宜しくお願い致します。

◆ Link-A安田専務取締役:
こちらこそ、宜しくお願い致します。

前職時代に感じた純広告の問題と限界

◆ タイガー:
まずは、アフィリエイトASPを立ち上げるまでの経緯についてお聞かせ下さい。

なぜ、数ある広告の中からアフィリエイト広告を選んだのでしょうか?

◆ Link-A安田専務取締役:
元々、私と社長の川合は大学の同級生で、卒業後、別々の会社に就職しましたが、社会人2年目で同じ会社(インターネット広告代理店)で仕事をすることになりました。

広告代理店で3年ほど働いて、退社後に2人で「リンクエッジ」という会社を立ち上げ、「Link-A」というASPを立ち上げました。

広告代理店にいた時はSEOやリスティング広告など広告主さんのプロモーションに役立つものはあらゆるものを売っていました。

そして、最終的に大きな予算をとってくるということを生業にしていたのですが、当時は「純広告」という月極の広告が主流で、代理店をやっている人間の側からするとアフィリエイト広告はあまり人気のない広告商品でした。

当時のインターネット広告代理店は、「ミクシーのバナー」や「ヤフーのブランドパネル」など1週間で50万円の広告や、1ヶ月で300万円といったような広告があるのですが、あの枠を売ってくる人が社内のヒーローみたいな感じでした。

僕らがいた広告代理店もアフィリエイトは取り扱っていたものの、アフィリエイトは二の次で、「なるべく月極の純広告を売っていきましょう」という動きをしていました。

純広告をたくさん売っていく中で問題になるのが、「成果に結びついた、結びつかない」に関わらずお金をもらう広告モデルということです。

1ヶ月載せるだけでお金をとるモデルなので、上手くいかなった時の広告主さんのクレームがすごいんですね。

広告主さんからしてみると、「高い広告費を出したのに全然売れなかった・・・」となった時にクレームの嵐になるんです。

そのため、お詫びのお電話ばかりのときもありました。

提案して、それをやって、上手くいかなかったら謝ります・・・みたいな。

その時に感じたのが、「この広告モデル(=純広告)に限界があるな・・・」と。

◆ タイガー:
クレームの嵐だと、ストレスもすごそうですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
すごかったですね。。今日はお詫びのお電話しか仕事をしていないなあ、という日もありました。

基本、ネット以外の広告業界でも、広告って広告主さんにとってリスクのある形式になっていると思うんです。

売れるか売れないかを保証してくれるのはアフィリエイトだけで、それ以外の広告は売れる保証がないので広告主側がリスクを取る形になります。

そういうことがあって、前職(広告代理店)の中で「アフィリエイト事業に力を入れていこう」という話が出まして。

その時、個人的に動いてみて感じたのは、アフィリエイトってすごく効率的な仕組みで「売れた分だけお金をもらいます」といったモデルなので、「広告費を出したのに売れなかったという問題がなくて革新的な広告だなぁ〜」と気づいたのが前職時代ですね。

メディア側であるアフィリエイターが主導権を持っているのが新鮮だった

◆ タイガー:
純広告は広告主がリスクをとっていて、アフィリエイト広告はアフィリエイターがリスクをとっているということですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
厳密にはそうなりますね。

なので、「アフィリエイトって広告主はハッピーだけど、アフィリエイターはハッピーではないのではないか?」というのが当初はあったんですが、純広告にはこんなケースもよくありました。

純広告は広告主の立場が非常に強いので、「お金払っているんだから効果出せよ」というのがあって、結果としてメディアさんにも負荷がかかってしまっていたんです。

大企業が運営しているメディアさんは、文句を言っても何も応じてくれないのでしょうがないのですが、中小のメディアさんの場合だと「掲載期間の延長」を求められたり、「来月も無償で配信して」とかあって、結局、メディアさんに大きな負荷がかかってしまうという問題があったんです。

◆ タイガー:
広告主が望む結果が出なかったら、メディア側がその後、タダ働きみたいなことをしなくてはいけなかったんですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
それに近いものがあると思います。

広告主さんの商品が売れないことに、広告主さんもメディアさんもお互いすごいストレスを感じているという・・・。

代理店の仕事は「広告主から怒られて、その怒られたことをそのままメディアに怒る」というような・・・ダメな中間管理職のような感じかもしれないですね。

「これは限界があるな、誰もハッピーじゃないな」というのはありました。

大企業が運営するメディアは補填に応じることは少ないのですが、中小メディアの場合は、広告主が求める補填にある程度応じないと、次の発注がもらえなかったり、効果が悪いという評判が出回り広告枠が売れ辛くなったりするので、しようがなく応じることが多かったです。

一方、アフィリエイトという仕組みを取っている場合、メディアさんに広告主からクレームが入ることはそれほどないと思うんですね。

あと、基本的にアフィリエイターさんが主導権を持っているというのが他の広告との大きな違いなので、そこが僕らにとってはけっこう新鮮な感じでしたね。

◆ タイガー:
確かに、最終的にどの案件を紹介するのか決めるのはアフィリエイターですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうです、そうです。

純広告の場合は「お金払うんだからやってよ」というのが成り立ちますけど、アフィリエイトの場合は成り立たないですよね。

やるかやらないかはアフィリエイターさんが選ぶと。

逆に、広告主さんがやらなきゃいけないのは、いかにアフィリエイターさんに味方してもらうかということで。

◆ タイガー:
広告主の立場が圧倒的に強い純広告をやっていた人からすると、メディア側であるアフィリエイターが主導権を持っている部分が革新的だと感じたんですね?

◆ Link-A安田専務取締役:
そうです。

インターネット広告の大きな特徴としては、リアルの広告と違って「成果が計測できる」「ここから何件売れたか分かる」というところで、この特徴をフル活用しているのがアフィリエイトなのかなと感じまして。

会社を立ち上げた時に、他の広告も色々やろうかなと思ったのですが、「やっぱりアフィリエイト1本でやっていこう」ということになり、「Link-A」というアフィリエイトASPを立ち上げました。

「アフィリエイターをやる」という考えは生まれなかったんですけど、「アフィリエイトASPをやろう」と考えましたね。それは僕らが広告代理店出身だからというのもあったのですが。

ASPとしては後発でも勝算があった

◆ タイガー:
ただ、大手ASPも含め、アフィリエイトASPはすでにたくさんあったと思います。それでも勝算はあったんですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

他のASPさんのやり方を研究したり、お会いするアフィリエイターさんから「問い合わせへの返信が早いASPがあればいいのに」「分からないことが解消しないと先に進めない」と言った要望や不満を聞いていたので、こういったところに対応できるASPになれば良いのではと感じていました。

そのような思いがありましたので、営業時間内であればすぐに返信がもらえるチャットサポートをアフィリエイター会員様向けで導入しました。

また、「ASPは広告主の味方をしてばかりで、アフィリエイターの味方をしてくれないのでは?」というお声もよくもらっていました。

私がアフィリエイトに感じた魅力は「メディア(アフィリエイター)主導の広告」というところなのに、実際にはまだまだメディア主導になっていないところもあるのではないかと思いました。

なので、アフィリエイターさんのニーズを上手く捉えてサービスを作れば「勝算があるな」というか、「新しい価値を作れるな」と思って、「Link-A」でASPの機能を付ける中でそういうところを意識して、強み付けをしていきました。

◆ タイガー:
元々、安田さんご自身も広告代理店時代にアフィリエイトを個人でやっていたんですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。少しだけ、副業みたいな形で。

◆ タイガー:
確かに、質問メールを送っても、忘れた頃にお返事を頂くことはよくありますね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そういったところを解消し、レスが最も早いASPを目指してまいりたいと思います。

僕たちはカスタマーサポートが大事、「素早く」「的を射た」サポートをやろうという意識を持って臨むようにしています。

もちろん、まだまだ至らないところもあるので、日々改善が必要ではありますが。

◆ タイガー:
だからこそ、ホームページで「アフィリエイターファースト」とうたっているんですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

当初、思い描いていたのはそうだったんですね。

ただ、実際には「アフィリエイターファースト」になっていないところもあるように感じたので、僕たちはそれを掲げて価値を出していこうと思いました。

当初思っていたことをやろうと思って、今の「Link-A」を作りました。

◆ タイガー:
なるほど、そこに勝算を感じたんですね。

ただ、アフィリエイトASPを始めるには広告主を集める必要がありますが、その営業は前職(広告代理店時代)のコネクションなどがあったのですか?

新規開拓の営業が得意だったこともあり、まずは広告主様開拓からはじめていった

◆ Link-A安田専務取締役:
コネクションは使えなかったし、使わなかったですね。

ただ、新規開拓を獲得するというノウハウは広告代理店時代にかなり培ったので、そこはあまり苦労しなかったというのはありました。

新規開拓は得意だったんですね。

前職では「既存のお客さんを対応するチーム」と「新規開拓するチーム」とあって、私はずーと「新規開拓するチーム」を希望してきたんですね。新規開拓が楽しかったからというのがあったのですが。

そういったこともあり、「Link-A」の立ち上げ当初から、比較的順調に広告主様を増やすことができました。

一方で、アフィリエイターさんと多く提携していると、広告主開拓は比較的進みやすくなります。

広告主さんも「優れたアフィリエイターさんと多く提携しているASPとお付き合いしたい」と考えているからです。

ASPのシステムを作るだけなら参入障壁は低いように思いますが、アフィリエイターさんが全然使っていないASPはどんなに立派なシステムを持っていても、広告主さんに価値を感じてもらえません。

ですので、比較的得意にしていた広告主開拓を進めながら、優れたアフィリエイターさんに使ってもらうための営業も必死にやっていきました。

◆ タイガー:
広告主の営業は前職で培った新規開拓のノウハウが役立ったんですね。そして、優秀なアフィリエイターとつながることで、営業活動も加速していったんですね。

ところで、純粋な疑問なのですが、いくら営業力があっても、アフィリエイトASPってそんなにすんなりと立ち上げられるものなのでしょうか?

◆ Link-A安田専務取締役:
いや、最初はまさにASPというシステムだけ作って、空っぽの状態で始まりますので簡単ではないです。

中にアフィリエイターさんも広告主さんもいないという状態なので、一番最初は「ニワトリが先か、卵が先か」という話になるのですが、「アフィリエイターさんを先に集めればいいのか?広告主さんを先に集めればいいのか?」というところは、立ち上げで一番大変でしたね。

順番的には、広告主開拓の方がノウハウがあって得意だったので、アフィリエイターさんがほとんどいないASPでしたが、どんどん新しい広告主さんと契約していきました。

そこは大変でしたね。

広告主さんは「契約したんだから、早く成果を出して」と感じたと思うのですが、当時はほとんどアフィリエイターさんがLink-Aにいなかったので、なかなか成果が出ず苦労しました。

そんな状況の中でも、「少しお待ち頂ければ、きっと成果が出てきます!」と空元気で対応していました。広告主さんからの期待に応えるべく、とにかく必死でアフィリエイターさん集めをやってきました。

軌道に乗る手前が大変でした。

その後、アフィリエイターさんの数が増えてくると、成果が増えてくるようになり、少しずつ軌道に乗っていきました。

アフィリエイターさんから「他にもこんな広告が欲しいなあ」という声をいただいたときには「分かりました!すぐに営業しにいきます!」と営業へ。

こういった手法でさらに広告主さんの開拓をしてきました。

◆ タイガー:
たとえば、アフィリエイターが「◯◯を紹介したいから営業して下さい」と言ったら、営業してもらえるんですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
営業します。

アフィリエイターさんからのリクエストに応えて広告主開拓をすることは、アフィリエイターさんにとっても広告主さんにとっても良いことが多いです。

アフィリエイターさんにとっては、リクエストした広告が掲載できるようになることは嬉しいことだと思いますし、広告主さんにとっても「ウチの広告を掲載したいアフィリエイターがいるんだね、それは嬉しい。」という感じを持ってもらいやすいです。

そして、そんな状況で広告を開始できれば、すぐに成果が出やすいのでASPもハッピーです。

◆ タイガー:
アフィリエイターの声があった方が営業しやすいということですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
営業しやすいですね。

自分たちだけで開拓する広告主さんを探すよりも、アフィリエイターさんの声を聞いて広告主さんを開拓するほうが、受注もしやすく、広告開始後の成果も出やすいです。

◆ タイガー:
なるほど、それはお互いにとってWin-Winですね。

では、ASPを立ち上げる中で、他に苦労した点などありますか?

ホントにそのサービスあるの?ホントに支払いしてくれるんですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
先ほどお伝えしたことと同じで、やはり軌道に乗るまでが大変でした。

多くのアフィリエイターさんが「Link-Aって何?」と感じる状況だったので、信頼をしてもらうのが非常に難しかったです。

知名度もなく広告の数も少ないときはアフィリエイターさんから「Link-Aというサービスは本当にあるのか?」「知らないアフィリエイトASPだな。本当に報酬支払ってくれるの?」といった声もいただき、まだまだ認められてないなあと痛感することが多い時期でした。

◆ タイガー:
そういった初期の大変な時期を乗り越え、「Link-A」には現在2万4000名のアフィリエイターが登録しているということですが、アフィリエイターはどのようにして集めていったのですか?

知名度が上がるまでは、ブログを検索してメールを送り続ける

◆ Link-A安田専務取締役:
アフィリエイターさんの獲得は、ブログを検索してメールを送り続けるというのを最初はひたすらやっていました。

最近はアフィリエイターさんのほうから「Link-A」に登録して来てくださることのほうが多くなりました。

検索してくれたりとか、他のアフィリエイターさんのリンクを見て「Link-A」を知ったくれた人が増えてきていますが、当時はなかったので、1個1個メールを送っていました。

ある程度知名度がついてくるまでは、メールを送っても「怪しい」といったご返信もよくありました。今は「Link-Aさんね。登録しようと思ってたんだよ」というお声が増えてきており、嬉しい限りです。

また、ASPを運営する中でクレームもございました。

もちろん良い評判を書いて頂いた方も非常に多かったのですが、至らない点もあってブログやSNS等で厳しいお声を頂くこともあって、運営側としては心苦しいというか、情けなく感じることもありました。

ASP運営に限らずですが、良い評判も悪い評判もすぐに広まるので、その可能性とプレッシャーを感じながら運営をしています。

◆ タイガー:
最初はすごく地味な作業を繰り返して、アフィリエイターを増やしていったんですね。

では、社員さんはどんな感じで増えていったのですか?

現在、社員数は14名ということですが、最初は社長さんと2人で始めたとお聞きしました。徐々に増えていった感じですか?

自宅アパートの一室から2人でスタート

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね、徐々にって感じで。

最初の3年間は創業者2人と大学生インターンだけでやってきました。

◆ タイガー:
3年間も。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうです。採用活動というものをほとんどやりませんでした。

4年目くらいからスタッフをちゃんととりました。正社員を。

それまでは、インターン1人と役員2人みたいな感じで、社員がいない状態でした。

◆ タイガー:
起業物語みたいな感じですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
起業物語ですか(笑)そうかもしれません。

◆ タイガー:
最初はオフィスはどちらにあったのですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
最初は私が住んでいたアパートの一室から始め、2年目から渋谷にオフィスを借りました。

元倉庫みたいなところで、家賃12万くらいの安いオフィスでした。

その次に、同じ渋谷で20万くらいのオフィスに移って、ずーと渋谷でやってきたんですけど、人員を拡大にするにあたって、渋谷はオリンピックで家賃も割高になっていったんです。

坪単価も再開発で上がっていまして。

ASPは渋谷と新宿にオフィスがある会社が多いですが、どちらも家賃が高いんですよね。

オフィスが広くなると家賃が上がって固定費がかかってしまうので、2016年8月に渋谷の坪単価の60〜70%ほどで借りられる五反田に移りました。

最近は、ネット系企業で渋谷から五反田に移っている会社さんが増えていますね。

◆ タイガー:
最初は自宅ということですが、自宅の空いている部屋をオフィスにしたということですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
いや、私が住んでいたアパートは1Kだったので、寝床で仕事していました。

横に折り畳みベッドがあるようなところで。

社長は私のアパートまで通ってきてくれて、起きたらすぐ仕事みたいな。

◆ タイガー:
すごいですね。でも、アパートの一室から2人で始めたなんて、なんだか楽しそうですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

ただ、狭い部屋でずっと男2人で仕事し続けると、お互いにたんだん息苦しくなっていきました(笑)

それで自宅兼オフィスではなく、カフェで仕事することが増えました。

◆ タイガー:
起業1年目はアフィリエイターっぽい感じですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

◆ タイガー:
よほど強い意思がないと、厳しかったのではないかなぁ〜と推測してしまうのですが?

◆ Link-A安田専務取締役:
甘くはなかったのですが、「今のやり方なら多分うまくいくんじゃないか」という思いは常にありました。

◆ タイガー:
最初は自宅から2人で始めたというのは、夢があるストーリーですね。

では、実際にアフィリエイトASPを立ち上げて「良かったこと」や「嬉しかったこと」ってありますか?

報酬が増えたというお便りが一番うれしい

◆ Link-A安田専務取締役:
嬉しかったこととしては「Link-Aに出会ってから報酬が増えました」とか「法人化しました」「専業になりました」「目標が達成できました」「夢が叶えられました」といったお声を頂いた時ですね。

◆ タイガー:
それは素晴らしいですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

私も6年やってくると、そういった方がけっこう出てきまして、そういった方からお便りなどを頂くと、非常に嬉しい気持ちになりますね。

◆ タイガー:
たとえば初心者の方だと、アフィリエイトを始めてからどのくらいで数字が出てくるんですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
人によってというか、「取り組み方」とか「取り組む時間」とか「取り組むジャンル」とかによって分かれてくるのですが、平均的には1ヶ月から2ヶ月くらいで初めての報酬を手に入れられる方がけっこう多いのかなと思いますね。

◆ タイガー:
ゼロから始めて確定で10万達成する人は、平均してどのくらいかかっているのでしょうか?

◆ Link-A安田専務取締役:
確定で10万円となると、通常のサイトアフィリエイトなら早い人で3ヶ月はかかるのかなと思います。

PPC(リスティング広告)を使う方になると、1ヶ月で10万を超えてくる方もけっこういらっしゃいますね。

SEOの方だと、早い人で3ヶ月とか、取り組む分野によっては1年かかる方もいらっしゃいます。

たとえば、競合が多いジャンルだと1年くらいかかる方もいらっしゃいますね。

◆ タイガー:
確定10万を3ヶ月で達成できる人は、相当優秀な人だと思います。

アフィリエイトは成果がなかなか出なくて辞めていく人も非常に多いですが、PPC(リスティング広告)を出稿して、最初の1ヶ月という早い段階で「アフィリエイトで稼げる」という実感みたいなものを持てると、継続できそうですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。やっぱり、すぐに広告が出せるというのと、すぐにクリックが出るので、初めての報酬も得られやすいですし。

あとは、クリックが出て報酬が出るぶん、検証スピードも早いのかなと思います。

「これやったら出るんだ」「これやったらダメなんだ」というのが早く分かるので、そのぶん差別化が上手くいけば利益が出しやすいというのはあるのかもしれません。

◆ タイガー:
逆に、PPC(リスティング広告)を出稿して赤字になってしまう人もいると思うのですが・・・。

そういった人はPPCからSEOに集客方法を変えていったり、もしくはアフィリエイトを辞めてしまったりとかになってしまうんでしょうか?

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

ただ、PPCとSEOでは全く手法が違うので、PPCで赤字になったからとすぐにSEOに切り替える方は実はあまりいらっしゃらないんです。

PPCで他の商品をやってみたりとか、ジャンルを変えてみたりとか、入札するキーワードを変えてみたりとか、クリエイティブ(広告文)やLP(ランディングページ)を改善するという方もいらっしゃいますね。

ちなみに、「LPを変えて黒字になった」という方もけっこういらっしゃいます。

◆ タイガー:
そういう創意工夫が自分でできる人は、続けていけるということですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

常に「なんで売れなかったのか?」とか「成約率を下げたのは何が原因だったのか?」などを考えている方が、PPCで結果を出している方には非常に多いのかなと思います。

ITPの影響は現状で1%弱

◆ タイガー:
ところで、Appleの「iOS11」と「Safari11」から「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」が搭載されて、Cookieでユーザー追跡ができる期間が24時間までになり、アフィリエイト広告にも影響が出ているようですが、御社での取り組みはどのようなものになりますか?

◆ Link-A安田専務取締役:
現在、開発を行っている最中でございまして、近日中にリリースをさせて頂く予定ではあります。

ASP各社と同じような方法で対策をすることになると思っていますが、広告主さん側のコンバージョンタグの埋め直しなどが必要になってくるので、「Link-Aが一気にITP対応します」というよりは、Link-Aが対応をリリースして、それを実装した広告主さんから順次対応していくという流れになりますね。

◆ タイガー:
やっぱり、影響は大きいですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
影響はですね、ざっとになるのですが、今のところ「全成果の1%弱くらい」です。

◆ タイガー:
その程度なんですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
ただ、全成果の1%ですので、金額にすると大きいいです。

まず、条件としてはクリックからコンバージョンまで24時間以上あいているものが3%未満になっているんですね。

3%の中で、今回対象となるのがITPに対応したバージョンになるので、今のところ1%に満たないくらいの数まで減りますという感じです。

◆ タイガー:
そうなんですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

ただ、今後iOSのアップデートをする人や新しいiPhoneに買い換える方も増えると思いますので、3%の範囲内で少しずつ増えていくだろうと考えています。

◆ タイガー:
今後は、「報酬」や「承認率」だけでなく、「ITPに対応済み or 未対応」でアフィリエイターに「選ばれる広告主」と「選ばれない広告主」に分かれてくるかもしれないので、広告主さんにも積極的に協力して欲しいですね。

話を戻しますが、アフィリエイトASPを立ち上げて「良かったこと」や「嬉しかったこと」は他にもありますか?

同じ思いを持った仲間が増えるのがうれしい

◆ Link-A安田専務取締役:
やっぱり、ASPメンバーが増えるのが楽しいですね。社員が増えるのが。

「アフィリエイトASPをこれから大きくしていきたい」「様々なアフィリエイターさんに提案をしたい」といった、そんな思いを持ってアフィリエイトASPに仲間が増えていくのですが、そういった仲間が増えた時や仲間が活躍した時、アフィリエイターさんに社員が褒められた時が一番うれしく思いますね。

◆ タイガー:
私のような1人でやっているアフィリエイターからすると、ちょっとうらやましいというか、社員さんの成長を直に感じられて、皆で喜び合えるというのはいいですよね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね、そこは会社の人間としてけっこうあるところかなと思いますね。

ASP側から見ると、アフィリエイターさんの稼いでいる金額をお聞きしていると「え!?凄いな…!」と思いますよ(笑)

◆ タイガー:
稼いでいる額をリアルに見ちゃいますからね(笑)

ASPで働いているスタッフさんは、同世代のアフィリエイターが自分の給料をはるかに上回る額を稼いでいるというのを一番近いところで見ているので、そこはちょっと複雑に感じる部分もあるんでしょうね。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

「凄い世界だなあ!」といつも思ってます。

◆ タイガー:
ただ、アフィリエイターの場合、稼げる状態がずーと続くかというと、けっこう微妙なところがあるので・・・。

「ハイリスク・ハイリターン」みたいな部分が大きい職業だと思います。

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

やっぱり、ずーと固定でもらえるというわけではないので、そうなりますよね。

ムダをなくし、アフィリエイターと広告主が信頼しあってやっていくためにダイレクトにつながれる仕組みを作りたい

◆ タイガー:
では、最後に「御社の今後の展望」などありましたら、お聞かせ下さい。

◆ Link-A安田専務取締役:
弊社の目指しているところは、広告の流通のムダをなくすことです。

広告主さんがいて、アフィリエイターさんがいて、我々みたいなASPや代理店がいますが、広告業界はアフィリエイターさんに最終的に利益が還元されるまでに、いろんな会社が挟まっていれば挟まっているほど還元率が下がってしまうところがありますので、そのムダを取っ払うということを引き続きやっていきたいと思っています。

さらに、アフィリエイターさんと広告主さんがもっと信頼しあってやっていくために、ダイレクトでつながれるような仕組みを用意していきたいなと思っています。

そうすることで、アフィリエイターさんの広告主さんに対する存在価値を高めていって、アフィリエイターさんが「こんなすごい広告主さんと一緒に仕事をしているのか」と実感できたり、広告主さんも「アフィリエイターさんってこんなすごい方がやっていたんだな」と感じられたり。

そうして、お互いの信頼関係が作れるような形を、気持ちとしてもそうだけど、仕組みとしてもこれから開発を通じて作っていきたいと思っています。

たとえばですね、具体的な例で言うと、広告主さんとアフィリエイターさんが直接対話できるチャットのようなものがあってもいいかもしれません。

◆ タイガー:
それはすごく画期的ですね。

◆ Link-A安田専務取締役:
広告主さんも「アフィリエイターさんってどんな人がやっているんだろう?」「なんか変なことをしているのではないか?」という疑いを持っていたり、アフィリエイターさんも広告主さんに不信感を持つことってあると思うんですね。

そういったお互いの不信感を、対話を通して解決できるようなプラットフォームができれば、もっとこの業界を良くできるんじゃないかなと思っています。

◆ タイガー:
それは素晴らしい取り組みだと思いますが、アフィリエイターと広告主が直でやり取りできてしまうと、両者が直契約してしまうリスクがASP側に生まれると思うですが・・・。

そこはもう、信頼するという感じですか?

◆ Link-A安田専務取締役:
そうですね。

基本は信頼になると思います。

やっぱり、ASPとしての価値がASP手数料だと思いますので、「右から来たものを左に流す」という形だけでは付加価値を提供し続けることは難しいと思います。

また、広告主さんとアフィリエイターさんでは利害関係が違うことが多いと思いますので、そこはASPが間に入って、両者を取り持つ調整が必要になると思います。

結局は直接つながったとしても、「ここはこうですよね」と妥協点を探る必要がありますし、アフィリエイターさんもその広告主さんだけでなく、いろんな広告主さんとお付き合いする必要性もありますし。

我々からのご提案というのが引き続き求められるところかなと思うので、そういったところに価値を感じてもらうことで、直接広告主さんとつながる場があっとしても、「Link-A」に手数料を払った方がいいなと思えるようなサービスにしていければと思っています。

◆ タイガー:
私もASPにいない広告主さんと直契約させていただいていることもありますが、請求書を発行したりなどの手間がそのぶんかかるので、「ASPを通した方がラクだな」と思うことが過去に何度かありました。

なので、「広告主と直契約すればいいというわけではない」というのは、すごく体感で感じています。

◆ Link-A安田専務取締役:
直でやると、逆に面倒くさくなってしまうというのはあったりすると思いますね。

◆ タイガー:
そうですね。

ASPのスタッフさんは、アフィリエイターが見ることができないアフィリエイト業界の様々な側面を見ることができるので、ASPと一緒に取り組みながら報酬を伸ばしていくのがベストだと個人的には思います。

では、時間になってしまったので、これでインタビューを終了させて頂きます。

お忙しい中、本日は貴重なお話をお伺いさせて頂き、ありがとうございます。

◆ Link-A安田専務取締役:
こちらこそ、ありがとうございます。

「Link-A」をこれからも宜しくお願いします。

アフィリエイターファーストなASP「Link-A」»

インタビューを終えて

あの頃は薄暗いワンルームマンションでした・・・

ベッドと机と椅子とソファがあったので、室内に余分なスペースはほとんどなく、魚を焼いたら部屋中がしばらく魚の匂いに占領されてしまうような狭い部屋でした。

周囲をビルで囲まれていたため、室内に陽はほとんど当たらず、集中するために昼間でもカーテンを閉めて作業していました。

恥ずかしくて、友達も呼べないような部屋でした。。

当時の僕は、「絶対に陽のあたる場所にいってやる」と強く思い、薄暗い部屋からほとんど出ることもなく、土日祝日関係なく日々黙々と作業をしていました。

まるで、売れることを信じて描き続ける無名の漫画家のように。

お金はなかったけど、思いだけはありました。「絶対にひっくり返してやる」という思いだけは・・・

インタビュー途中で、「Link-Aは安田さんの1Kアパートから始まった」という話を聞いて、このブログを立ち上げた頃に住んでいたワンルームマンションの記憶が走馬灯のように頭をよぎりました。

僕は基本的に「成り上がりストーリー」が大好きなので、今後、後発ASPである「Link-A(リンクエー)」がアフィリエイト業界でどんな存在になっていくのか注目していきたいと思います。

また、今回のインタビューは僕自身にとってもすごく貴重な体験となりました。

お話を伺っている間、何度かハッとすることがあり、自分の頭の中でゴチャゴチャになっていたことが、スッとクリアになったような感覚を覚えました。

正直、インタビュー前はすごく緊張していました。

僕自身としても新しい試みでしたし、「図々しいお願いだったかな・・・」という思いもあったのですが、今となっては貴重な機会を頂いて感謝の気持ちで一杯ですし、挑戦してよかったと思っています。

次回は、そんな「Link-A(リンクエー)」の特徴について書きたいと思います。

実績のあるリスティング(PPC)アフィリエイターなら、報酬の前払いなど支払いに関しては柔軟に対応してくれるそうなので、「結果を出せる自信はあるけど、資金的な問題があってリスティング広告が出せない」というアフィリエイターは、Link-A(リンクエー)に登録して相談してみるといいかもしれません。

とても長い記事になってしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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Link-A 専務取締役インタビュー、後発の僕らがアフィリエイトASPを立ち上げた理由とこれまでの道のり、そして今後の展望」への2件のフィードバック

  1. 陽一郎

    読んでいて最後まで引き込まれるインタビューでした。
    インタビューの文面を見るだけで考えさせられる内容ですごく良かったです。
    私も成り上がりたいと思っている1人なのでモチベーションも上がりました。

    不躾ながらになりますけどせっかくの素晴らしい記事。
    タイガーさんはもっとツイッターで自分の記事の宣伝されていいと思うんですけどね…。
    今回のこれだけ素晴らしい記事もタイガーさんは宣伝されていないので勿体無いと思いました。
    もちろん、本人がどうやってツイッターを利用しようが自由ですしタイガーさんなりのこともあると思います。

    だから、不躾ながらですし私的な事としてコメントに残させていただきました。
    タイガーさんのツイッターが大好きなのもありますが(笑)
    普段はブログなどにコメントしない私ですけど、それだけ読んで良かったと思える良記事でした。
    続きのタイガーさんの解説記事も楽しみにしています!

    返信
    1. タイガー aka 成り上がりアフィリエイター 投稿作成者

      陽一郎さん

      熱いコメントありがとうございます。

      2通目のコメントも読みました。

      でも、すごく嬉しい内容だったので、公開させて頂きました。

      もしご迷惑なら、また連絡下さい。対応します。

      僕自身も今回のインタビューは勉強になることが多々あり、来年に向けて自分のとるべき立ち位置が確認できたような感覚を覚えました。

      貴重な経験を今後に活かしていけたらと思っています。

      お互いがんばりましょう。

      返信

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